[ 初心者がゼロから学ぶデジイチ入門 ] 日常をユニークに切り取る!多重露出撮影まとめ

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先日、多重露出による写真作品を使ってフォトブックを制作したんですが、
熱量がかすかにでも残ってるうちに色々まとめておこうかと思います。

そもそも多重露出って何なの?
まずは多重露出という撮影方法について。
どんなものかというと、読んで字の如くではありますが、
複数回(2回以上)露出して出来た画像を重ね合わせることです。

大体こんな感じ?

150318-01

露出回数は2回に限らず、カメラによっては3回以上も可能なようです。
1枚目の画像と2枚目以降の画像を重ねて、1枚の画像とする撮影方法です。

どうやって撮るの?
デジカメに付いている「多重露出」機能を使います。
カメラによっては付いてなかったりするので、そこから要チェックです。

感覚、エントリーモデルのAPS-C機とかにはあんまり付いてない感じ。
フルサイズ機は付いてるものと思われます。
ミラーレス機とかにもちょいちょい付いてるのがあるっぽいです。

Nikon D610だと、多重露出「常時ON」「次の撮影の一度だけON」「OFF」の3つの設定があります。
あと、露出回数は「2回」と「3回」が選択できます。

150318-02

ON設定にした後は、1回撮ってもすぐには完全に保存されず、
2回目以降の撮影分が可能な時間が生じますので、その間に重ねる画像を撮影するだけです。
放っておいたり、別の操作をしていると、1回目に撮影した画像がそのまま保存されますが。

画像を重ねるってどういうことなのさ?
多重露出で画像を重ねるとは言ったものの、厳密にはちょっと違う気がします。
正確には「複数回、イメージセンサーに光を当てる(露出する)こと」です。

なんだか難しいですかね?
実際の写真を例に挙げてみましょう。

150318-03

重なるイメージは下記のような感じです。
写しているのは、手と林(逆さ)です。

150318-04

多重露出では、あくまで当てた光が重なるのであって、
光の当たってない暗い部分が重なるわけではありません。

そもそも写真というのは、イメージセンサー(フィルムに当たる部分)に光を当てることによって成された画像です。
光が当たらない部分は暗く(黒く)残り、光が当たりすぎたところは明るく(白く)飛んで見えなくなる、
そこそこ光が当たったところはその中間の色となり、その色の階調によって像を描くわけですね。

その点は1回の露出だろうが同じことですが、
多重露出は、それが複数回の露出によって得られた結果、となるだけのことです。

つまるところ、
1枚目で真っ白に飛ばしてしまえば、既に光はいっぱい当たってしまっていて、
2枚目以降どのように撮ろうがその部分にはもう光が当たる余地が無く、2枚目以降の撮影は影響しません
逆に黒く残っている部分は、あまり光が当たっていないので、
2枚目以降の露出時に光を当てる余地が残っており、2枚目以降の撮影が写り込んできます

多重露出の撮影アイデアなど
では、それらを踏まえた時の撮影アイデアの1つとして、
以前に紹介したChristoffer Relander氏の作品もそうですが、
下のイメージのように、「1枚以上、明暗(白黒)はっきりしたものを写せば、面白いことになるかも!
ということになったわけです。

150318-05

その上で、いろんな明暗(白黒)イメージを実践してみたわけですね。

例えば、紙が破れたようなイメージのものだと、
下記のように、黒い画用紙の上に白い紙(コピー用紙とかでOK)を乗せて、
白い紙をビリビリっと破いたイメージを1枚目に撮るわけですね。

150318-06
photobook_02

絵の具を使ったイメージはもう想像に難くないですよね。
黒い絵の具を垂らしたり、丸い絵を描いたりしたものを撮ります。

150318-07
photobook_05

被写体自体の形を活かして撮影するイメージのものは、
逆光の中でシルエット(に近いもの)を撮影すると良いでしょう。
手の写真などは、空を背景に手のシルエットを撮りました。

150318-08
150318-09

以前の記事でも書きましたが、「像を重ねる」というより、
暗い(黒い)部分の形で「像を切り取る」に近いような作品イメージです。

2枚目(以降)に何を撮るかは作品次第ですが、
同じようなシルエットを撮るのも面白いですし、
風景や街のスナップを撮るのも良いと思います。
何気ない被写体でも違って見えます。

撮影や色調補正のヒントなど
撮影時や色調補正(RAW現像)時は下記のような感じでやってました。

白黒がやりやすいかも?
カラーでも勿論可能なのですが、白く飛ばしたい部分に、
多少色が残って(見えて)しまうことがややありました。
白黒のが目立ちにくいので、その方がやりやすい気がします。
また、白黒の写真の方が、シルエット(形)に目を向けてもらいやすいかなと思います。
カメラの設定をカスタムして輪郭くっきり
シルエットの輪郭をくっきり出したいのなら、
なるべくコントラストの高い像を撮影したいところです。
カメラの設定を変更して、デフォルトで「コントラスト高め」にしておくと良いでしょう。
シルエット撮影は露出オーバーで
先の「撮影アイデア」で解説したようなシルエットを撮る場合は、
強烈に露出オーバー(+1.0以上)で撮影して、白い部分をしっかり白く飛ばすことに努めましょう。
暗く残す部分は、後の補正で暗くすることが可能ですので、
撮影時は多少明るくなってしまっても気にしなくて大丈夫です。
色調補正で画像をくっきりさせよう
露出オーバーで撮影したせいもあって、撮影データはハイキーに仕上がりがちです。
RAW現像時か、フォトショップ等での色調補正でくっきりさせましょう。
露出補正はさらにプラスするなどして、白い部分を再度しっかり飛ばしましょう。
あとは、コントラストを高めに補正。
明るさをマイナスに補正して、像をくっきりさせるよう調整すればOKです。

まとめ
今回取り組んだ多重露出撮影を分かりやすくまとめると、

・撮影はモノクロがベター
・白黒がくっきりしたものを露出オーバーで撮る
・2枚目以降はご自由に
・色調補正で画像をくっきりさせる

たったこれだけ!

偶然を撮るのは苦手ですが、狙って画を作りにいけるこの撮影手法は、
個人的にとても自分にマッチしてるなあと思いました。

他の記事でも多重露出で撮った写真を紹介していますので、ぜひご覧ください!

いろいろ工夫できる余地はあるし、
面白い画が撮れるので興味が沸いた人は一度試しにやってみてくださいね。

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